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現在薄毛で悩んでいる日本人男性は25%以上だと言われています。そんな薄毛にも色々な種類があり、それぞれ原因があります。薄毛を改善するにはまず自分がどのタイプの薄毛なのかを知り、それに合った対策をすることが大切です。

薄毛の原因とは

薄毛の原因を考える男性

男性の薄毛は、男性型脱毛症(AGA)が主な原因とみられています。
AGAは成人男性の約3割、およそ数にして1000万人が発症しているとされ、非常に多くの人が悩まされていることがわかります。
AGAの原因は、実はまだ正確には立証されていません。
しかし、数々の研究の結果、男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)が関与していることが明らかになってきました。
AGAの人の薄毛の部分を調べると、このDHTの濃度が高くなっているとの報告があり、さらに詳しく調べた結果、頭皮に存在する5α-リダクターゼという酵素が男性ホルモンのテストステロンを変換させDHTを生成していると判明したのです。
また、DHTの濃度が高くなればなるほど薄毛が進行していくことが判明したことから、AGAの改善にはDHTの生成を抑制することが不可欠であると決定づけられ、これにより治療方法が確立しました。
この治療薬が、育毛剤プロペシアです。
プロペシアは、酵素5α-リダクターゼの働きを阻害する成分が含まれた医薬品です。
元々プロペシアは育毛剤として開発されたものではなく、男性の前立腺肥大症の治療薬として開発されたものでしたが、これを処方された患者の多くから「薄毛が治った」という報告があったことでAGAへの薬効が判明したのです。
育毛剤という名前の通り、プロペシアは発毛より育毛の効果が高いとされています。
AGAによって弱く細くなっていた毛がプロペシアを使用することで強くなり、抜け毛が減り毛が濃く太くなります。
こうした変化から、薄毛が次第に目立たなくなるのです。
ただし、プロペシアの効果は長期間続けることで現れるものであり、短期間で判断するものではありません。
最低でも、6ヶ月以上の継続が必要となります。
なお、プロペシアは医師の診察を受けてから処方される育毛剤です。

頭頂部の薄毛

頭頂部が気になる男性

頭頂部の薄毛は、男性ホルモンの影響で起きやすい薄毛です。
男性ホルモンに含まれているテストステロンという物質が、毛の育成を阻害する作用があるのです。
この物質が多く分泌される事によって、薄毛になってしまう場合があります。
この男性ホルモンの影響による薄毛の治療は専用の薬を服用するのが有効だとされています。
フィナステリドという成分が有効成分です。
このフィナステリドには、男性ホルモンの働きを抑制する作用があります。
これによって、テストステロンの分泌も抑制されて、薄毛の改善に繋がります。
こうした薬の服用による治療は、毎日忘れずに服用を続ける事が大切です。
自己判断で勝手に服用を中止したりすると、期待する効果を得られないばかりか、副作用が起きてしまう場合もあります。
必ず医師の指導に従って正しく服用する事が大切です。
効果が現われるまでにかかる時間は、個人差があります。
ただ、一般的には数カ月程度で効果を実感する場合が多いと言われています。
こうした男性ホルモンの影響による薄毛は、薬物療法と合わせて生活習慣の改善を行なうと、より効果的だとされています。
具体的には、ストレスや運動不足の解消、禁煙等を行なうと良いです。

生え際の薄毛

生え際が気になる男性

生え際が薄毛になる主な原因は、男性ホルモンを活性化させる酵素の働きと頭皮の血行不良にあります。
薄毛には、主に生え際から後退するタイプと頭頂部から進行するタイプの2種類に分けられます。
まず生え際の薄毛対策として、男性ホルモンを活性化させる酵素の働きを抑える必要があります。
男性ホルモンが活性化することで、男性ホルモンが乱れるため過剰分泌することが分かっています。
これには育毛剤が効果的になりますが、育毛剤には主に一型と二型があります
生え際の薄毛対策に効果的なのが、一型になります。
次に食事などの生活習慣の乱れやストレスが原因となっていることがあります。
そのためこれらを取り除くことで、発毛を促すことができます。
特にダイエットをしている場合は、必要な栄養成分が頭皮に届かないため、薄毛を進行させてしまうことがあります。
規則正しい生活と食事内容は、抜け毛や発毛に大切な要素になり、必要な栄養成分を摂る手段として、サプリメントを活用する方法もあります。
最後に生え際の薄毛対策として、頭皮を清潔に保つ必要があり、専用のシャンプーを使うことが必要になりますが、必要な皮脂まで落とさないようにします。
それは頭皮が乾燥して菌が繁殖する原因となり、薄毛が進行してしまうことがあるからです。
そのため、刺激のない育毛専用のシャンプーを使います。
その他にも医療機関で医薬品などを用いて治療する方法があります。